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インターネット定額制導入を検討

ISDNでのインターネット定額制導入を検討しはじめたとき、NTTは、インターネット通信がユニバーサルサービスの一種とされる可能性を恐れたのではあるまいか。もしそうなれば、顧客の密度が高い都市部では月数千円でも十分ペイするサービスでも、密度の低い地域での展開を考えると月数万円でもペイしないところもあり、そう簡単に定額制を言いだしにくい。大企業NTTの官僚的体質や減点主義が、決断をさらに遅らせたこともあるだろう。早くもISDNのインターネット定額制が定着しそうな今日、すでに郵政省はこのサービスを早期に全国展開するように指導していると報道されている。自民党の中にも、インターネットの定額制を明確にユニバーサルサービスの対象外と謳うべきであるとする意見が広がりつつある。これらは当を得た見識であると言ってよい。スピードが必要な現在、できるところから始め、時間とともにコストを下げ料金を下げながらサービスを広げていくというスタンスが重要だ。最初は全国一律料金とはならないかもしれないが、やがて料金低下とともに一律化していくというダイナミズムを実践すべきであろう。地域によって料金が高すぎるところがあれば、それこそ社会政策の一環として公的に支援すればいい。過度の平等を意識した結果、学校へのインターネット普及がアメリカよりかなり遅れてしまった愚を繰り返してはならない。