給水管には、鉄管・塩化ビニール管・鋼管・ステンレス管などがあります。古いマンションなどでよく問題になる「赤水」は、古い鉄管からでる錆です。この錆を嫌って鋼管の内部に樹脂塗膜などでコーティングした「ライニング鋼管」や、「ステンレス管」を使うことも普及してきました。ステンレス管は、こうした錆の問題や電蝕が発生しない優秀な材料ですが、高価であることに加えて、加工性が悪く工事会社が扱いにくいため、技術力も必要とします。
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これに対して「塩化ビニール管」は安価であり、加工性もよく、鈷なども発生しないため、もっとも普及している材料ですが、耐久性に問題があるといえるかもしれません。冷えた水が通る給水管が暖かい部屋に入ると、管の周辺に結露が発生したり、外部の水道管が凍ったりすることはよくあることです。これらは保温材を巻いて防ぎます。この保温材の必要性から、一般的には給湯に使われる「保温材つきの銅管」が住宅に使用されるケースも増えています。最近は、銅管の内部に緑青(ろくしょう)などが発生しないように合金になっていますが、異種金属同士は接触部分に電蝕を起こし穴があいたりする危険があります。この点の注意をすれば、鋼管は加工性もよく、工事者にとっても扱いやすい材料といえます。ただし、給水・給湯のいずれも保温材が不可欠です。