結婚したあなたがまず最初にすべきことは、あなたの新しい家庭をしっかり築くことだ。それがいちばん大切だ。そのために、夫の家族と距離を置かざるを得ないこともあるかもしれない。実家の家族をいったんは振り払う努力も必要だろう。大変だとは思うが、あなたの新しい家庭をしっかりと確立するため、若いエネルギーを投入して、2人で乗り越えていっていただきたい。若い2人にとって、それが結婚後最初に迎える試練となるのかもしれない。たとえば彼の「金銭感覚」を考えてみる。堅実な彼と刺激的な彼、結婚したからといって、急に金銭感覚が変わるわけではない。ケチな人は死ぬまでケチだろうし、浪費家は事情が許す限り、浪費家でいることだろう。だから、結婚相手のお金の使い方をよく観察しておくと、結婚後の生活に役立つ。金遣いが荒い人、他人からだらしなく借金する人は、結婚してもやはり同じような生活をする可能性が高いから、自分が彼の金銭感覚についていけるかどうか、よく考えてみるべきだ。結婚すると、彼の財布はあなたのものとなることを忘れてはいけない。私の友人が2人の男の問で迷いに迷ったのも、ほかでもない、その金銭感覚の違いゆえであった。彼女には結婚を考える相手が2人いた。一方は、ハンサムでスタイル抜群、博学で話がめっぽうおもしろい男だった。彼女は彼に首ったけだったのだが、惜しむらくは彼には生活力というものがない。一応はフリーのライターだが、熱心に仕事をするタイプではなかった。好きな仕事だと一生懸命だが、気が乗らないとすぐに放り出してしまう。当然、収入は不安定で、その日暮らしに近い状態だった。おまけに、彼はそんな生活が気に入っているようで、「どうにか食えればいいんだ。できることなら、俺、ヒモとして暮らしていきたいんだよね」などと、ニコニコしながら言う。私は彼の笑顔を見るたびに思ったものだ。「彼って、『たまに会うならこんな人』の典型だな」と。もう一方の彼は、とても堅実だった。家業の文房具会社を継いでいるから、肩書きは青年実業家ということになるのだが、金銭感覚は地味そのもの。外見もモッサリしている。けれども、誠実で、真面目で、やさしい。まさに「結婚するならこんな人」と思うようなタイプといえよう。しかし、彼女は彼に燃えるような思いを持っていないようだった。
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